MOMのルールを知ろう ローンシャーク

シンガポール政府の”許可を得た消費者金融”からヘルパー(以下、FDW)がお金を借りることは違法ではありません。
ただし、返済しない、あるいはできない場合、民事訴訟の対象となります。

FDWの雇用主は、FDWの代わりに借金を返済する義務はなく、返済を促すために消費者金融がFDWまたはその雇用主に嫌がらせをすること、または代理人を雇うことは違法です。
嫌がらせを受けた場合、警察に通報しなければなりません。

FDWを含む全ての外国人労働者が無許可の消費者金融からお金を借りた場合、ワークパーミットが取り消され、強制送還されるだけでなく、今後一切シンガポールへ再入国ができなくなります。

またMOMは、FDWが”許可を得た消費者金融”から借り入れを行う際に雇用主の許可を取る必要がないとしており、シンガポール政府は、年収が1万ドル以下の外国人労働者(FDWを含む)が、”許可を得た消費者金融”からの借り入れる場合の上限(年間1,500ドルまで)を設けています。

(※) シンガポールの法務省は、MOMおよび警察と協力し、外国人労働者による消費者金融の利用状況を監視し、より厳しい措置が必要かどうかを評価した上で随時法改正を検討するとしています。
(※)金融機関でお金を借りる際はワークパーミットの提示が義務付けられています。

ワークパーミットには勤務先(雇用主の住所)が記載されており、雇用主によっては家族写真なども含め、個人情報の漏洩を防ぐためにハウスルールなどの同意書を通じて雇用主の個人情報の利用を禁止しています。

その場合、ヘルパー(FDW)は雇用主の住所を無断で使用できないため、政府の”許可を得た消費者金融”であっても雇用主の許可なく借り入れることができなくなります。

給与の前借りをはじめ、住所の利用や借金に関するルールを予め策定・合意しておくなど、ヘルパーさんが借金地獄に陥ったり、無許可の消費者金融を利用するのを未然に防ぐようにしましょう。

MOMのホームページより&Hが抄訳
(予告なく変更になる可能性がございます。最新情報及び詳細はMOMへお問い合わせください)



関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。