トランスファーへの道のり3 告知

物件探しのために一時帰国した我々。

何も疑わず「日本はどうでした?」と聞いてくれるヘルパーさん。 「楽しい旅だったよー」と後ろめたい気持ちで答える私。

この時、帰国予定日の約1ヶ月半前。

伝えるのは若干早い気がするので1ヶ月前ぐらいに伝えたい。 いつ伝えようかなぁ。どんな反応するのかなぁ。気が重いなあ… そんなことを考えながらのらりくらりと見てきた物件の整理や学校選びをしていた。

すると突然大家さん側の使いの者から連絡が。 「次のテナント募集用に今からお宅の写真取りに行かせてもらいますー」と。

アカンがな。 バレてまうやないか。

仕方なく、予定よりは早いもののヘルパーさんに本帰国のことを伝えることに。

「あらそうですか。で、いつからいつまで?いつ帰ってくるんですか?」とヘルパーさん。 ん?なんか話が噛み合ってないぞ?

「コンドを出るのは多分2月の末。だから3月の初めにはもういないよ。もうシンガポールには帰ってこないよ。パーマネントだから」と伝えると

「えっっっ⁈パーマネントっ⁈ えっ?えっ?」 と泣き出してしまった。

正直、私もツライ。 掃除も食事の支度もお弁当も丸投げの夢のような生活から、一気に4人の息子のお世話に追われる生活に戻る事を考えるとゾッとする。 泣きたいのは私の方かもしれない。

しばらくお互い泣きながらハグし合い、今後を憂いた。

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