
ヘルパーさんの旅行帯同について 座談会(後半)
ヘルパーさんの旅行帯同 座談会(前半)はこちら
楽しみにしていた家族旅行!シンガポールに住んでいるからこそ行きやすい国やリゾートもたくさん!
しかし…飛行機の中で泣き止まない娘、部屋の中のおしゃれすぎるテーブルに頭をぶつけた息子。ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが水上ヴィラから落ちるんじゃないかとハラハラしながら常に目を光らせる私。
楽しかったけれど、日常とは違う環境に疲労はいつも以上!というママさんもいらっしゃいますよね。
そこで今回は旅行にヘルパーさんに付いてきてもらった雇用主の方々にお話をお伺いしました。
Q. 旅行中にヘルパーさんの自由時間を取りますか?
Cさん:旅行中にショッピングモールで1時間の自由時間を取ったことはありますが、基本的にはないですね。
Bさん: 私もないです。行方不明になることもあり得ますし、海外なので携帯電話が使えません。事故などが起きて連絡が取れなくなったら困ります。部屋で寝ている赤ちゃんと一緒にいる時は自分の携帯電話を使ってOKというルールにしていたので、それが自由時間でしたね。ホテルのWi-Fiの使用を許可していました。
Aさん: 一度、マニラで買い物する時間をあげたことがあります。朝4時に出かけて行きました。外が暑く、基本的にはエアコンがないところが多いため、フィリピンは朝がとても早いらしいです。学校も朝5時から始まると聞いたことがあります。彼女は「朝市に行きたいので、1時間だけ時間が欲しい」とリクエスト。「1時間じゃ帰って来られないでしょ」という私に対し「絶対、1時間で帰って来ます」と言い、半信半疑で見送ったところ、帰って来たのはやはり3時間後でした。フィリピン人でマニラのことはわかっていたので遅れたからといってそこまで心配はしていませんでしたが、この時間に対する見積もりの甘さが面白いと思いました。多めに見積もればいいのにね。
Q. 特別にお小遣いをあげていましたか?ヘルパーさんが買い物をしたいと言ったことなどはありましたか?
Aさん: 特にお小遣いはあげてないですね。
Bさん:このお金でお水を買ってと渡すぐらいで、お小遣いとしてはあげてないですね。
Cさん:一度、バリでお礼も兼ねて50ドルほどを渡したことがあります。しかし1回だけですね。リゾートの場合は、あまりお金を使うところがないみたいですし。ショッピングモールでのお買い物の時間をあげた時は、彼女が自分のお金を使っていました。その時はインドネシアだったので、インドネシアルピアを自分で持っていました。
Q. ヘルパーさんが帯同することへのご家族の反応はいかがですか?
Cさん:特に主人は拒否反応は示していないですね。むしろ主人もスパに行けて喜んでいます。主人は私がイライラすることの方がストレスに感じるみたいなので、家族だけの旅行の方が主人のストレスが高くなると思います。
Bさん:主人は特に連れて行きたくないという訳でもないのですが、家族のバケーションにヘルパーさんを連れて行く必要がないと思っているみたいですね。旅行中に私がヘルパーさんにイライラしている様子をみて、そんなにイライラするなら連れて来なければいいんじゃないかと思ってみたいです。ただ、下の子が昼寝をしている時間に私たちどちらかが部屋に付き添うと考えると、旅行中の限られた時間がもったいないと思っちゃいますね。子どもたちは来ても来なくてもどちらでもいいと思っている様子で、「アンティが一緒だ!やった!」という感じでもないです。
Aさん: 前のヘルパーさんの時は、一緒にいてくれることが自然に感じるような関係だったので、主人も何も言いませんでした。特に家族だけがいいという訳でもないようです。ただ新しいヘルパーさんに代わったので反対するかもしれません。今のヘルパーさんとは少し問題があるので。子どもたちは特に反応はないですね。日常の延長といった感じです。
Q. ヘルパーさん自身は旅行を喜んでいる様子はありますか?
Aさん:結構、喜んでいたと思います。色々なところに連れて行ってもらえるような気がします。彼女が感動していたのは朝食のブュッフェ。「ここから好きなものを選んでいいの!?」と大喜びでした。それからシンガポールに戻ってから旅行の話を一緒に振り返ったときに、「ブルネイのホテルはすごかった」と興奮して話していました。王様が泊まるようなホテルとして印象に残っていみたいです。そのヘルパーさんは、シンガポールで働き始めた理由として、お金を稼ぎたいということはもちろんのこと、いつもと違うところに行ってみたいという気持ちがあり、来星を決めたみたいです。だからこそ旅行が楽しいのかもしれませんね。
Cさん: 私のヘルパーさんも結構、喜んでいるように見受けます。特にイスラム教が国教のブルネイに行ったときは珍しく「写真を撮って欲しい」と彼女から言って来ましたね。普段、シンガポールではお休みの日だけヒジャブを使っているのですが、ブルネイにいる間は「マム、ブルネイにいる間は勤務中もヒジャブを使ってもいいですか」と積極的に聞いてきたので、許可をしました。
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