
旦那様インタビュー VOL.4 【後半】
ITエンジニア F氏
これまで5年9ヶ月に渡り、フィリピン人のヘルパーさんを3人雇用
前半のお話はこちら
Q. ご主人がヘルパーさんとコミュニケーションを取られることはありますか?
A. 妻の不在時に、子どものご飯のことで指示を出すことがあります。あとは妻とヘルパーさんの口論が収束しそうにないときは介入することもあります。例えば妻が「真面目にやりなさい」「真剣に考えなさい」といった少し抽象的な注意をしているのを見て、止めることもあります。そういった言葉を受け入れて改善できるタイプのヘルパーさんではないからです。口論を客観的に見て、事態をサマライズして、収束するようにしています。
Q. ヘルパーさんのマネジメントに関してアドバイスはありますでしょうか?
A. 指示の仕方は明確に「言ったことをちゃんとやって」という方が伝わりやすいと思います。例えば「気軽に聞いて」と言いながら「馬鹿げた質問はしないで」というのは矛盾しています。方針を貫くために、たとえ想像を超える質問をしてきたとしても気軽に聞いてと言った以上、どんな質問にも忍耐強く対応する必要があると思います。
有名な戦国武将が農民を上手く活用したように、また野球の名監督や有名養成所のチームに入ると選手が生き返ったように活躍したりということがあります。一般的な仕事でももちろんそうですが、ヘルパーさんもダメだと思われていた方でもマネジメントの仕方で活躍できるのかもしれません。
ただ正直なところ私は妻ほどヘルパーさんに対して「教育したい」という気持ちは薄いと思っています。仕事上の部下に対しては自分の国に帰った後に役立つだけのエンジニアとしてのスキルを身につけて欲しいと思い指導しますが、ヘルパーさんに対しては妻の方が愛着のような教育意識が強いと思います。
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