• 旦那様インタビュー
  • 日々、ヘルパーさんと関わりが多くなりがちなのは奥様ですが、その奥様とヘルパーさんとの関係や家族の変化は旦那様の目にはどのように映っているのでしょうか?
そこで&Hはヘルパーさんとの暮らしに関して旦那様にお話をお伺いしてみました。 ヘルパーさんとの暮らしを客観的に一緒に見てみませんか? 雇用を検討されている旦那様、雇用している旦那様も必見です!

旦那様インタビュー VOL.4 【前半】

ITエンジニア  F氏

これまで5年9ヶ月に渡り、フィリピン人のヘルパーさんを3人雇用

Q. ヘルパーさんを雇う前についてお伺いします。ヘルパーさんを雇われることについて、どのような印象を持っていらっしゃいましたか?

A. 住み込みヘルパーさんという職種があることは知っていました。住み込みとなると、全くの赤の他人と自宅で寝食を共にするので抵抗がありました。お風呂上がりに全裸で歩き回れないし、一番リラックス出来るはずの自宅でダラダラ出来なくなります。
 とはいえ通いのヘルパーさんよりも割安になりますし、小さい子どもが3人いる我が家では朝から夜まで様々な仕事をしてもらえる住み込みヘルパーさんを雇用する必要があると思い、雇用を決めました。
 ヘルパーさんのいる生活は、未だマックスに寛げるわけではありませんが、時間が経った今はだいぶ慣れてきました。

Q. ヘルパーさん雇用についてお伺いします。これまで3名のヘルパーさんを雇われていらっしゃいますが、ご主人もヘルパーさんの面接をされたのでしょうか?

A. 何人かは面接したことがあります。妻が1次面接をしてその後に会う、ということが多いです。しかし正直なところエージェンシーの会議室のような部屋で30分ほど面接をしただけでは判断が難しいと思っています。ニコニコしながら耳障りの良いことを言う候補者の人が多いので、それでは本当に合うかどうか、仕事が出来るのか、スキルがあるのかといったことはわかりません。

Q. ご主人のお仕事では、どのような方法で採用を行い、どういった点を評価されていらっしゃるのでしょうか?

A. エンジニアなので、その場でプログラミングを書いてもらいます。またウイルスが発生したと仮定し、レポートを書いてもらうといった課題を出すこともあります。実技を通じて技術的なスキルレベルを把握するとともに、その人の仕事のスタンスも見えてきます。
 実技中に質問をしてくるタイプなのか、黙々と進めるタイプなのか。また質問の内容によっても思考を把握することができます。「レポートは誰向けで、A4何ページ程度で作れば良いのか」といった条件を確認するタイプなのか、あるいは本質とはかけ離れた質問をしてくるタイプなのか、といった具合です。
 性格や仕事のスタンスは良し悪しではなく特徴です。そういった特徴を把握することでチームワークに馴染むかどうかが判断できますし、マネージャーが取るべきマネジメントスタイルも見えてきます。
 ヘルパーさんの雇用においても実技試験が出来るともっと採用しやすくなると思っています。バイオデータに料理を何年やっていたと書いてあったり、面接で本人が「料理が出来る」と答えても実際のところはわかりません。
 例えばパンケーキを作ってもらう課題を出し、わざと粉を必要量よりも少なくしたり、賞味期限が過ぎた牛乳を冷蔵庫に入れておいたりし、それを雇用主に指摘しつつ最後まで作れるかどうかといった試験ができれば料理のスキルもわかるし、ヘルパーさんの仕事のスタンスも見えてきます。また子どものお世話だとしたら、子どもが泣いている時にどういった対応をするのか、といったようにカテゴリー毎に点数化が出来たら、雇用主としては判断がしやすいです。本当は3日間ぐらい一緒に生活できたら、ヘルパーさんの仕事のスキルやタスクのプライオリティの付け方を把握できるので良いんですけどね。

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