
ヘルパーさんインタビュー フィリピン人 Marielさん(仮名)【前半】
日本人として日本で生まれ、日本で育った私たち。当たり前のように各家庭に電気が通り、蛇口をひねると水道からは水が出る。
3種の神器「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」が揃わない家庭が未だたくさんある国から来たヘルパーさんたちは、何を感じ、何を思っているのか。彼女たちの「今」をインタビューしました。
3種の神器「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」が揃わない家庭が未だたくさんある国から来たヘルパーさんたちは、何を感じ、何を思っているのか。彼女たちの「今」をインタビューしました。
【前半】
&H運営(以下H子):こんにちは。今日はお越しいただき、ありがとうございます。
ヘルパー Marielさん (以下ヘルパーM):(少し照れ気味に)はい…
H子:Marielさんは、ご出身はどちらですか?
ヘルパーM:はい、生まれはフィリピンの南の方の島で、結婚して北へ移りました。Isabelaというところです。
H子:年齢は?
ヘルパーM:はい、6月で44歳になりました。
H子:シンガポール歴とヘルパー歴を教えてもらえますか?
ヘルパーM:シンガポールへは今年の4月に来ました。シンガポールの前は、レバノンに6年、クウェートに2年3ヶ月、そのあと同じくクウェートの別の雇用主で2年です。
H子:へ〜。ミドルイースト歴長っ!レバノンですか。クウェートですか。聞く話によると、中東は結構厳しいみたいですが、実際はどうなんですか?休みってあるんですか?
ヘルパーM:休みはありません。
H子:えっ???
ヘルパーM:休みはありません。
H子:それって、週7日、1年365日働くってこと?
ヘルパーM:はい。
H子:(言葉が出ない)
ヘルパーM:あ、でも、クウェートの雇用主の家では、時々その家族が週末にファミリーで出かけるので、その時は休めました。
H子:なるほど…
あと(男尊女卑の色が濃く、ヘルパーさんが雇用主に性的嫌がらせを受けるなんてこともよく聞くので)、嫌がらせとかはなかったですか?レバノンは30歳から6年間働いていたと結構長いですが、どんな雇用主だったんですか?
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