ヘルパーさんとのトラブル 座談会 特別インタビュー02 （前半）

Q. これまで何名のヘルパーさんを雇用されたことがありますか。

Fさん：約2年間で4名のフィリピン人を雇用しました。自宅で犬を飼っているので宗教の都合上、犬に抵抗感を示すインドネシア人ではなく、フィリピン人に絞って探し始めました。

今思い返せば、一番最初のヘルパーさんが良かったのかもしれません。我が家の前は中華系シンガポール人の家庭で長く働いていたようで、とても真面目な方でした。まるで軍隊のように「イエス、マム」と常に姿勢を正して直立しているような感じです。

ただ当時は私がヘルパーさんを雇用し慣れていなかったために手厚くおもてなしをし過ぎてしまったようで、その結果どんどん彼女の要求が増えていきました。

「Give me one, Give me one」と言って毎日、高級チョコレートを欲しがったり、料理上手な点は良かったのですが毎回故意に大量に料理を作っては余った分をもらおうとしており、それが徐々にエスカレートしてきて彼女との生活にストレスを感じるようになりました。

また彼女はネットワークビジネスをしていたようで・・・副業は違法ですよね。そういう経緯から雇用して3ヶ月後ごろに解雇することにしました。3ヶ月以内だったらリプレイスメント（交代）ができるということだったのでエージェンシーへ送り届けました。

Q. 2人目のヘルパーさんはいかがでしたか？

Fさん：2人目のヘルパーさんが一番雇用期間が長く、1年半に渡り雇用していました。私たちの日本への一時帰国中に犬のお世話をお願いしていたのですが、シンガポールに帰って来たら犬がものすごく太っていて驚きました。

どうやら私の指示に従わずに食べ物は適当な物を与え、お散歩にも行っていなかったようです。お散歩に行っていなかったことは同じコンドの人から教えてもらいました。また普段から犬のシャンプーをきちんと洗い流していないことも。目を盗んではサボっているようでした。