
MOMが日曜日の外国人労働者の集会を分散させるための取り組みを強化 MOM steps up efforts to disperse gatherings of migrant workers on Sunday
シンガポール政府による新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大防止の一環として、3月25日、MOM(Ministry of Manpower)がFDW(Foreign Domestic Worker)などの労働者がパブリックスペースに集まらないようにするための取り組みをさらに強化すると発表。MOMによると、これまでのところ彼らは”非常に協力的”ということだ。
パヤレバのシティプラザ、オーチャードのラッキープラザ、リトルインディアなど、出稼ぎ労働者に人気のある場所での取締りは既に3回、毎週日曜日に行われており、先日の日曜日、3月29日には最初の2回では40名だった取締り人員を130名に増員させている。
「私たちは、他人と安全な距離をとる必要がある理由を説明し、分散を促すようにしています」と、MOMの外国人労働力管理部門のアシスタントディレクターであるAaron Ang氏は述べている。また、「彼らが非協力的な場合、就労ビザを取り消すなどの措置をとることになります。しかし、これまでのところ…彼らは非常に協力的で、なぜこのように取締りを強化しているのか理解してくれている」とも語った。
これは、シンガポール政府による新型コロナウイルスの感染拡大防止の指針に則ったもので、MOMは取締りを強化するだけでなく、大規模な屋外の集会を分散させ、非協力的な人々の就労ビザを取り消すことに決めた。
MOMの外国人労働力管理部門の福利を担当するディレクター、Jeanette Har氏によると、MOMはこの新たな措置が発表された後、学校や仕事以外の集まりを10人以下に制限する措置と併せてパトロールにあたる人員を増やした。
Jeanette氏は「我々は状況に応じて増員し、これらのパブリックスペースでの取締りを強化するだけでなく、さらにそのエリアを拡大する必要があります」「我々は先週の日曜日も、前週に引き続き同じことをしていますが、今週の日曜日はこれまでと異なり、より強制力のあるものになります」と説明。
取締りにあたる巡査員は、FDWなどの外国人労働者が集まりやすいエリアを訪れ、彼らにルールを説明するためにタガログ語やバハサ・インドネシア語などの言語で書かれたポスターを携行し、使用している。
MOMは”必要性に応じ”これらの業務を継続していく予定だ。
MOMはこれまでのところ、同措置の違反を理由に就労ビザを取り消した例はなく、またこのペナルティは該当する労働者の雇用主と話した後にのみ取られるとのこと。
Jeanette氏は最後に「彼らの中には、日曜日に業務にあたるMOMの巡査員に対し感謝の意を表す人もいました」と付け加えた。
【これは元記事を要約・抄訳したものです】
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/mom-fdw-migrant-workers-gathering-coronavirus-covid-19-kallang-12587626
写真は2019年6月に撮影したものです
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