
年配男性、ヘルパーへキスとハグを繰り返し実刑判決 Elderly man jailed for repeatedly kissing, hugging family maid
家族の新生児のお世話をするために雇われたヘルパーに年配男性が何度も拒否されたにもかかわらず、執拗に言い寄った。
この67歳の男は、25歳のフィリピン人ヘルパーにキスとハグを繰り返したことで6月22日に4ヶ月間の懲役のため投獄された。ヘルパーは被告人の家庭で働いていたため、被害者の身元を守るための箝口令が敷かれているため、両者の実名は明かせない。
裁判所によると、被害者は2018年12月から被告人の家族のために働き始めたという。彼女は掃除のほか、生まれたばかりの被告人の孫娘の世話のために雇われており、被告人のことは「Sir (サー)」「ah gong (アゴン)」と呼んでいた。
被害者は昨年2月7日午前7時ごろ、台所で乳児の哺乳瓶を洗っていたところ、左側からやってきた被告人に声をかけられた。彼は片手を彼女の肩に、もう片方の手を彼女のお腹に置き、驚かせた。その後、彼は彼女を抱きしめ、彼女の唇にキスをして、彼女のことが好きで愛していることを伝えた。
被害者はそれに応じず、被告人を押しのけてその場を去った。すると被告人はキッチンを後にしリビングルームへ戻った、と副検察官のJotham Tay氏は述べた。それに懲りず被告人は翌週、2019年2月14日にも自室にいたヘルパーの腕を触ったり、抱きついたり、唇にキスをしたりし、再び彼女を標的にした。
その翌日、被告人が仕事から帰宅した際、被害者は自室のベッドの縁に座って乳児に哺乳瓶でミルクを与えていた。被告人はまたもヘルパーの部屋に赴き、彼女の唇にキスをした。彼女は乳児を抱いて授乳していたので反応しなかったが、彼の行動を容認したわけではなかった。翌日も再び被告人は彼女を抱きしめ、唇にキスをした。この後、彼女は友人に被告人のしたことを話し、エージェンシーに報告した。
警察に通報された被告人は6月22日にヘルパーの尊厳を侮辱したという2つの訴因で有罪となった。その際、別の2つの類似した容疑も判決を下す際に考慮されたという。裁判官は、被害者が被告人と同じ屋根の下に住んでいる立場の弱い人間であることなど、いくつかの要因があったことを指摘した。
被告人は家族の長老であり、キスは親密な行為であると判事は付け加えた。
被害者の尊厳を侮辱した罪では、2年以下の懲役と罰金が科せられる可能性がある。しかし彼は50歳以上のため、鞭打つことはできない。犯罪はヘルパーに対してだったので、罰則は元の量刑の 1.5 倍まで膨らむ可能性がある。
【これは複数の元記事を抄訳したものです】
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/elderly-man-jailed-for-repeatedly-kissing-hugging-family-maid-12857686?cid=fbcna
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