
■シンガポールヘルパー(メイド)関連ニュース■ 3階のバルコニーから犬を放り投げたヘルパーに4週間の懲役刑
4 weeks’ jail for maid who threw dog from third-storey balcony
3階のバルコニーから犬を放り投げたヘルパー(メイド)に4週間の懲役刑
雇用主が飼っているペットの犬が騒がしいことに腹を立てていたヘルパー(メイド)が、その内の1匹の犬を自宅がある3階のベランダから投げ落とした。
投げ落とされたのはDou Douという名前の11歳のトイプードルで、1階にある草むらに落ち、口から血を流していた。
インドネシア人のヘルパー(メイド)Guyanti Wulandari(28)は、同犬を投げ落とした直後に雇用主のStanley Hui氏に報告、Dou DouはHui氏により獣医の診察を受けたが、複数の怪我を負っていることが判明、苦しみを軽減するために安楽死させられた。
Guyantiは水曜日(7月8日)、犬に不要な痛みと苦痛を与えた罪を認め、4週間の懲役を言い渡された。彼女の弁護人を務めたLouis Lim弁護士は、彼女が昨年12月15日よりYio Chu Kang Road近くのSunrise WalkにあるHui氏の家で働き始め、料理に加えHui氏の2羽の鳥と2匹の犬の世話などの雑用をしていたと法廷で語った。Lim氏によると、Guyantiにはペットの世話の経験はなかったという。
National Parks Board(国立公園局)のPacker Mohammad検事によると、今年5月13日の午前9時頃、Guyantiは鳥かごを掃除するために3階の寝室に行った。部屋にはDou Douもいたが、鳥がうるさく、さらにDou DouがGuyantiに吠え続けていることにイライラした。
Packer氏は「(犬が)吠え続け、彼女を困らせたので、被告人は寝室のガラス戸を開けてバルコニーに出て(犬を)抱え上げ、3階から投げ落とした」と付け加えた。彼女はその後すぐにパニックに陥り、Hui氏に報告する前に犬の安否を確認するために階下に走った。彼女がDou Douを3階から投げ落としたのではないかと疑ったHui氏は翌日、National Parks Board(国立公園局)に通報した。
捜査の中ででGuyantiは、当時ボーイフレンドと別れたばかりで"多くのストレス"を抱えていたことに加え、ペットの世話を手伝っていたHui氏の父親が香港に戻ったことで、彼女の仕事が増えたと語った。
弁護人のLim氏は裁判所に依頼人のGuyantiに"最低限の罰金"を科すよう求め、Guyantiがなぜその日に限り"キレ"てしまい、このような犯罪を犯してしまったのかわからないと述べた。同氏は、「被告人は自らの過ちから学び、罪を重く受け止め、あらゆる苦難と痛みについて心から謝罪している」と釈明。
ペットに不要な痛みと苦痛を与えた、Guyantiは最大18ヶ月の懲役と$15,000の罰金を科せられる可能性がある。
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