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シンガポールで大麻を密売したフィリピン人ヘルパーに25年の懲役刑 Filipino maid jailed 25 years for trafficking cannabis in Singapore

シンガポール人の恋人の麻薬密売を手伝った37歳のフィリピン人メイドが、シンガポールの地方裁判所から25年の懲役刑を言い渡された。

Sherryl Versoza Dela Cruzは、2017年3月28日に463.92g以上の大麻が含まれるかたまり35個を所持していたことにより、A級規制薬物の密売の罪が州裁判所で認められ、8月11日に判決を受けた。

被告はChristopher Goh地方判事が課した判決を不服として控訴しており、その判決の根拠が8月19日にオンラインで公開された。それは該当する大麻の重量に基づいて課されるべき判決の範囲は懲役26年から29年であるべきであるという裁判官に対する指摘だった。

本来の罰則は最低でも鞭打ち刑15回が課せられるのが一般的だが、被告の性別と罪状に加え、当局への全面的な協力が考慮された。また、2017年3月30日の再拘留日から刑期を遡って懲役を開始することが許された。つまり現在、被告は上告を待っている間も既に懲役に服している。

2010年に彼と知り合った

Sherrylは2010年、シンガポールにFDWとして働くために渡星し、シンガポール人のRamendra Krishnanと知り合った。2人はその後すぐに交際をスタートしたが、被告が2012年にフィリピンに帰国した際に一度破局している。

翌年2013年、被告は再び渡星してFDWとして働き始めた際に彼に連絡を取り、2016年に再び交際を始めた。SherrylはFDWとして働いていたが、彼女の雇用主は別の家に住むことを許可しており、二人はアンモキオにあるHDBの一室を借り、同棲していた。(※ MOMは、FDWのワークパーミットに記載された住所以外の場所で住居を構えたり副業することを禁止している)

目の前で大麻のブロックを再梱包していたことから、被告はRamendraが大麻の販売に関わっていることを認識しているだけでなく、自宅の一室で大麻を保管することを容認していた。さらに大麻を売って得た利益だと知っていながらその報酬を受け取っていたことが明らかになっている。また、被告は麻薬密売にも協力しており、一度だけ、Ramendraから預かった現金を麻薬業者に届けたことがあるほか、何度か客に大麻を届けたこともあった。

CNBの襲撃中に逮捕された

Central Narcotics Bureau(シンガポールの中央麻薬局、以下CNB)の覆面麻薬捜査官は、2017年3月28日にRamendraが麻薬の委託品を個人から回収するという情報を受け、同日午後、地下鉄のMarsiling駅の近くで待ち伏せしていた。午後6時35分頃、近くのバス停に座っていた男性がタクシー乗り場に向かって歩いているのが目撃された。後に彼の名はLavinder Shanmuganathanと確認された。

RamendraとSherrylはタクシーから降り、3人はその後、別のタクシーに乗り込んだ。タクシーは覆面麻薬捜査官に尾行されており、Woodlands Avenue 3をCauseway Pointに向かって走行、Woodlands Avenue 5の交差点でUターンしBlock 345 Woodlands Street 32の前で停車した。その後、Lavinderはタクシーを下車して地下鉄のMarsiling駅に向かって徒歩で移動するところを逮捕された。

一方で捜査官は、RamendraとSherrylが乗っていたタクシーを尾行し続けた。午後7時頃、タクシーはUpper Neram Roadに停車、タクシーを下車したRamendraはリュックサックを背負ったまま川に向かって走り、リュックサックを川に放り投げ逃走を図った。捜査官はまもなく彼を逮捕、リュックサックを川から回収し、中から麻薬を発見した。Sherrylはタクシーの中で逮捕された。

二人は午後10時15分頃にアパートに連れ戻され、警官による家宅捜索により化粧台の下の箱に保管されていた大麻を発見した。

見当違いの恋

副検察官のSia Jiazheng氏とBenedict Chan氏は、少なくとも26年の懲役を求刑した。二人は、SherrylはRamendraの麻薬密売活動に協力していたが、Ramendraの指示に基づいて行動していたこと、麻薬は同棲していた部屋に保管されていたことに加え、Sherrylが当局の捜査に全面的に協力していたことを考慮に入れた。

一方、弁護人のSashi Nathan氏、Jeremy Pereira氏とJ Jayaletchmi氏は、21年から22年の懲役刑を求刑するよう主張。彼らは、SherrylのRamendraの麻薬密売活動への関与は小さく、Sherrylは彼の仲間としてではなく恋人として、彼への誤った愛情を示すためにやっていたと訴えた。

 【これは元記事を抄訳したものです】 
https://sg.news.yahoo.com/filipino-maid-jailed-25-years-for-trafficking-cannabis-in-singapore-104057634.html

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