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ミャンマー人ヘルパー(メイド)がトアパヨのHDBから飛び降り、自殺未遂。雇用主に7万2000ドルの請求書


Employer faces $72,000 hospital bill after maid jumps from Toa Payoh flat

8月16日、日曜日の朝。アパートの4階から飛び降りて自殺を図ったヘルパーMay Thu氏(26)は、3回に渡る手術を経て、なんとか生き延びることができた。しかし彼女は現在、集中治療室(ICU)で療養中である一方、彼女の雇用主は現時点で7万2000ドルに達する病院からの請求書を抱えており、それは今も日々増加している。

ホーカー屋台を営む雇用主、Chin Nyet Mei氏(51)がShin Min Daily Newsに語ったところによると、ヘルパーの骨折が複数にわたるため、担当医師から更なる手術が必要になるとの通知を受けたという。

「彼女は1週間前からICUに入院していて、1日あたりの請求額は1000ドルを超えています。手術代を含めると、請求書は(現時点で)7万2000ドルです」とChin Nyet Mei氏は嘆いた。

雇用主がヘルパーにかけていた保険からは1万5000ドルしか支給されないため、残りは雇用主が負担することになっている。(※)助けたい気持ちはあっても、自身の母親の老人ホームに毎月500ドルかかり、ホーカー屋台の売上だけでは支払いが困難だと中国の日刊紙に語った。雇用主の息子であるGoh Meng Huang氏は、ヘルパーの治療費を賄うために現在募金活動を行っている。

また、Chin氏はヘルパーの祖国にいる家族にも連絡し、状況を伝えると、ヘルパーの母親は涙を流したという。

※ 8月26日付けで更新された情報
雇用主の息子であるGoh Meng Huang氏は、雇用していたヘルパーにかけていた保険が自殺未遂による怪我をカバーしていないため、1万5000ドルの保険金を受け取っていないことを明らかにした。

エージェンシーの寮で一時的な生活を送る

Shin Min Daily Newsによると、同ヘルパーは雇用主の同居人がシャワーから出てきたところをハサミで襲った。攻撃を交わした同居人はリビングへ逃げ、他の同居人が取り押さえようとしたが逃げ、建物の端まで走り、そのまま4階から飛び降りた。同居人によると、彼女は最初に会った時から心配な兆候を見せていたそうで、自分のパスポートを燃やそうとしたこともあったという。

現場を目撃した35歳の女性が同日刊紙に語ったところによると「警察を呼んで!」という叫び声で起こされたという。同紙に対し「外に出てみると、ヘルパーはすでに飛び降りた後で、血が飛び散っていて、身体が痙攣していました。恐ろしい光景でした」と語った。ヘルパーには意識があり、駆けつけた救急隊員によりTan Tock Seng病院に搬送された。

Chin氏によると、ヘルパーは12月に契約を更新していたが、4月に予定していたミャンマーへのホームリーブが叶わないことを知り、落ち込んでいた。フライトは新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19) パンデミックのためにキャンセルされていたが、彼女はそれを理解していなかったようだ。

雇用主のChin氏は気分転換を兼ねて気分を変えてもらおうと、140ドルを支払って彼女をエージェンシーの寮で1週間休ませた。

エージェントによると、May Thu氏と同室で過ごしていた他のヘルパー数人が彼女と交流しようと試みたものの、彼女は独りでいることが多かったという。彼女の状況が改善されないことを見て、エージェントは彼女の休みを延長することを雇用主に提案した。しかし、彼女はそれに応じず、後に飛び降りた。エージェントは、関係当局が援助を提供するために介入したことを付け加えた。

5月、レバノンでフィリピン人ヘルパーが、COVID-19による経済的な問題で飛び降り自殺した。雇用主の経済状況が悪化したため解雇されたとみられている。

シンガポールでは、4月7日にサーキットブレーカーが発令されてから、家庭内におけるヘルパーの仕事が増えたことが明らかになっており、サーキットブレーカーを終えフェーズ1とフェーズ2に入ってからも、Covid-19の感染拡大を抑えるためにヘルパーの休日は週末を避け、平日に休むように推奨されているほか、休日を家で過ごすよう求められている。

Centre for Domestic Employees(以下、CDE)によると、同社のヘルプラインへの電話はサーキットブレーカーが始まった1ヶ月間で2倍に増え、10件中3件が雇用問題に関連していたという。

また、外国人国内労働者社会支援訓練協会(The Foreign Domestic Worker Association for Social Support and Training)は、雇用主から逃げ出したヘルパーの数が2倍になったと指摘している。

CDEによると、調査はまだ進行中のため現時点で本件についてコメントすることはできないが、ヘルパーが無闇に自分自身を危険にさらすことのないよう気を配る必要があるという。ヘルパーが何らかの支援を必要としている場合、24時間ホットライン(1800-2255-233)を介してCDEに相談することができる。


シンガポールヘルプライン

  • Samaritans of Singapore: 1800-221-4444
  • Singapore Association for Mental Health: 1800-283-7019
  • Care Corner Counselling Centre (Mandarin): 1800-353-5800
  • Institute of Mental Health’s Mental Health Helpline: 6389-2222
  • Silver Ribbon: 6386-1928

 【これは複数の元記事を抄訳したものです】 

https://www.asiaone.com/singapore/employer-faces-72000-hospital-bill-after-maid-jumps-toa-payoh-flat

https://www.asiaone.com/singapore/domestic-worker-jumps-toa-payoh-flat-after-attempting-stab-housemate

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