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Bedok殺人事件、ヘルパー(メイド)が雇用主の高齢男性を椅子で殴った上、その妻を繰り返し踏みつけて、老夫婦を殺害 Killer maid hit elderly man with stool and stomped on his wife repeatedy in Bedok double murder

2017年に老夫婦を殺害したインドネシアのヘルパー(メイド)は、単に逃げ出したかっただけだったと主張しており、事件は老夫婦との喧嘩騒動の最中に起こったという。

ジャワ島出身のKhasanah氏(41)は、雇用主であるChia Ngim Fong氏(79)が出血し始めた途端パニックに陥り、椅子で彼を殴打し死に至らしめた。彼の妻、Chin Sek Fah氏(78)がKhasanah氏に立ち向かったとき、彼女を押し倒し、彼女が動かなくなるまで繰り返し踏みつけて殺害した。

事件の詳細は、検死官が行った調査により2020年9月2日に明らかにされた。同ヘルパー(メイド)は2人を殺害した罪で事件から1週間後にインドネシアで逮捕された。

州検視官Kamala Ponnampalam氏によると、2017年6月21日、当時41歳だったKhasanah氏は、Bedok Reservoir Roadにある同夫婦のアパートにある食器棚に自分のパスポートを発見した後、インドネシアのバタム島に向けて出発することを決意した。

Khasanah氏は同夫婦の元で約1ヶ月間働いていたが、インドネシア当局による調査により、Chin Sek Fah氏に叱責されるのが不満で、受け入れられなかったと証言したことが明らかになっている。

彼女が後に語った逃亡計画によると、まず最初に同老夫婦を拘束し、彼女の逃亡を止められないようダクトテープで彼らの口を塞ごうとした。彼女がChia氏の寝室に入ったとき、彼はベッドの上で眠っていた。

Kamala州検視官は次のように述べている。「彼女は眠っているChia氏に近づき、両手をラフィア紐で縛り、ダクトテープを口に貼り付けました」「Chia氏が目を覚まし、もがいたことで口を覆っていたダクトテープが緩み、叫び声をあげることができました」

争っている間に出血してしまったChia氏を見たヘルパー(メイド)はパニックに陥り、側にあった木製の椅子を用い繰り返し彼の頭を殴打した。現場に駆けつけた彼の妻Chin氏は、Khasanah氏に押されて床に倒れ、そのままバスルームの手すりにラフィア紐で縛られ、拘束された。

Kamala州検視官はによると「妻のChin氏がもがき続けているのを見て、Khasanah氏は彼女が動かなくなるまでシンクに捕まって何度も彼女を踏んだ」そうだ。

同ヘルパー(メイド)はその後、パスポートと彼らの貴重品の一部を携えてアパートを去った。

その後、同夫婦は縛られて意識不明の状態で発見されたが、同日午後4時頃に死亡が確認された。Chia氏は頭に鈍器による外傷を受け、妻のChin氏は頭と胸に鈍器による外傷を受けたのが致命傷となった。

Khasanah氏は2018年2月27日から5月2日にかけてインドネシアで裁判にかけられた。彼女はその後、殺人罪で有罪判決を受け、無期懲役を言い渡されたが、控訴審で20年の懲役に減刑された。

捜査により、彼女は事件当日の午後1時20分にハーバーフロントセンターからフェリーでインドネシアに向けて出発したことが判明した。 また、彼女は雇用主である老夫婦の所持品の一部を持ち去っていたことも明らかになっている。

インドネシア当局により2017年6月28日、彼女はスマトラ島のJambi州にあるTungkal Ilirにある自宅で家宅捜索を受けた後に逮捕された。Tungkal Ilirは、州都Jambi州から車で約3時間、シンガポールから300km以上離れたWest Tanjung Jabungの町だ。

彼女の所持品の中には、宝石類、時計、携帯電話、ノートパソコン、$300以下の現金などが含まれていた。

The Straits Timesによると、インドネシア人が国外で犯した犯罪によって国内で逮捕された場合、犯罪が起きた司法管轄区に送られるのではなく国内で処理されるため、事件が起きたのはシンガポールだったが、Khasanah氏の身柄はシンガポール当局に引き渡されなかった。一方でインドネシア当局はシンガポール当局と協業し、事件の解決に努めた。

The Straits Timesが同老夫婦の家を訪問した際に部屋にいた男性は、コメントするのを辞退したが、近所の住民によると、夫婦には少なくとも一人の息子がおり、その息子はそのまま同じ部屋に住み続けているという。20年以上このブロックに住んでいる50代の主婦、Wahidah Haron氏は、殺害された老夫婦を穏やかで思いやりのある夫婦だったと証言している。

Alif Yahya氏(25)は、いつものようにHDBのボイドデッキ(公共スペース)にあるベンチに座ると、老夫婦が笑顔で隣人に挨拶をしていたことを思い出すと話した。

シンガポールマネージメント大学に通う学生は、小学生の時にボイドデッキの近くでサッカーをしていた時に、老夫婦が笑顔で挨拶をしてくれたと回想した。「ここはとても平和で安全な場所だと思っていたので、こんな恐ろしい殺人事件が起こるとは思いませんでした」と話し、同老夫婦がヘルパー(メイド)を雇っていたことは知らなかったと付け加えた。

 【これは元記事を抄訳したものです】 
https://stomp.straitstimes.com/singapore-seen/killer-maid-hit-elderly-man-with-stool-and-stomped-on-his-wife-repeatedy-in-bedok#xtor=CS1-10

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