
ベビーシッター、乳児2人に薬物を与えた罪で有罪判決 Babysitter found guilty of poisoning two infants in her care, fed them drugs
10月15日、ベビーシッターとして世話をしていた乳児2人に薬物を与えた罪でベビーシッターの女性が有罪判決を受けた。(FDW*はなく、パートタイムのベビーシッター)
Sa’adiah Jamari氏(39)は、2016年に当時5ヶ月と11ヶ月だった2人の乳児に薬物を与えた罪で有罪判決を受けた。乳児は入院したが、その後回復している。
2002年から看護資格を保有するSa’adiah氏を雇ったのは、生後5ヶ月の乳児の母親である。この母親のFacebookのベビーシッター募集に対する投稿にSa’adiah氏より返信があったことをきっかにベビーシッティングを依頼していた。
ところが、母親がSa’adiah氏の家に娘を迎えに行くたびに、娘がとても眠たがっていることに気付いた。最初に病院を訪れた時には何の異常も見つからなかったが、二度目の2016年12月に別の病院を訪れた時に初めて娘が入院することになり、体内から薬が検出されたという。
Sa’adiah氏は乳児に10種類の薬物を与えたことで有罪判決を受けた。使用された薬物には、Alprazolam(Xanaxとしても知られている抗不安薬)、Orphenadrine(骨格筋弛緩薬)、Zolpidem(睡眠薬)、Oxazepam(ベンゾジアゼピン系抗不安薬で急性アルコール禁断症状の治療薬としても使われる)、Diazepam(不安障害やアルコール禁断症状、筋肉痙攣の治療に使用されるベンゾジアゼピン系抗不安薬)が含まれていた。
Sa’adiah氏はこれらの薬を処方されており、その一部が彼女の自宅で発見された。
2人目の被害者である生後11ヶ月の乳児の父親は、2016年のクリスマスに妻と一夜を過ごすために娘をSa’adiah氏の家に預けた。翌朝、二人が娘を迎えに行った際、娘の頭にはアザがあり無気力な様子で、薬を飲まされたかのように立ち上がることもできなかったと父親が語っている。
副検察官のYan Jiakang氏は、Sa’adiah氏の供述調書、弁明調書、法廷での証言は「矛盾だらけの嘘」であると述べた。
Sa’adiah氏の弁護団は、最初の被害者の祖母が赤ちゃんの食べ物に少量の薬物を混入させた可能性があると主張していた。
Sa’adiah氏は、乳児から見つかった薬物の一部を所有していたことを認めたものの、乳児に与えたことは否定した。
裁判では、2016年に乳児に薬を飲ませたことも含め、長年にわたり親友の医師から薬をもらっていたことも明らかになった。Sa’adiah氏は後日判決を受けることになっている。女性のSa’adiah氏は、鞭打ちの刑は免れるが、意図的に毒物を投与した行為に対し、10年以下の懲役と罰金を科せられる可能性がある。
*FDW:Foreign Domestic Worker の略 ヘルパー、メイド
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