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ヘルパー(メイド)が8歳の知的障がい児を繰り返し蹴って虐待、懲役6ヶ月の実刑判決 Maid jailed 6 months for repeatedly kicking 8-year-old boy with intellectual disability

フラストレーションを抱えていた38歳のヘルパー(メイド)は、知的障がいを持つ雇用主の8歳の息子を、10分の間に7回も蹴ったり押したりした。

Yuni Suvi Yanyi Sitepuは、児童・青少年法に基づき、8歳の男児を虐待した罪を認め、8月19日に6ヶ月の懲役刑を言い渡された。

男児は中等度の知的障がい、全般的発達遅延、てんかん、甲状腺機能低下症を患っており、昨年5月16日の朝、この家庭で1ヶ月あまりの間雇われていたインドネシア人のヘルパーが虐待の容疑で現行犯逮捕された。

午前10時ごろ、母親がリビングに設置されたCCTVカメラのライブ映像を携帯電話から見ていたところ、そこには自分の携帯電話に向かって歌ったり、ポーズをとったりして携帯電話に夢中になっている被告人の姿があった。母親は、被告人が少年を押しのけているのを見て不審に思い、CCTVカメラの映像を録画し始めた。

映像には、被告人が ”ペダルを踏むような動き” で約8秒間に渡り、男児を蹴る様子が映っていたほか、仰向けに寝転んだ男児の顔に向かって荒々しく足を押し付けるだけでなく、顔を蹴ったり、後ろに転倒させる様子が捉えられていた。

録画は夫が仕事から帰宅した午前11時45分に止められており、彼女は同日午後に Pasir Ris近隣警察センターに赴き、被害届を提出した。

母親は翌日、男児をKK Women’s and Children’s Hospitalに連れて行った。医師による診察により、男児の頬と太ももそれぞれにアザ、背中の上部に表面的な擦り傷があるのが明らかになった。ただし、これらは被告人の行動によるものではなかったそうだが、それ以上の詳細は明らかになっていない。

被告人は、フラストレーションを感じ、男児を蹴ったり押したりしたことを認めている。

ビデオリンクを通して法廷に現れた被告人は、通訳を通し「1年以上も拘留されていた」と泣きながら話した。被告人は後に、自らが犯した罪によりシェルターに滞在し、その後2ヶ月間拘留されていたことを明らかにした。

被告人は、家族を養うための収入を失ったことを理由に減刑を求めたが、地区裁判官のOw Yong Tuck Leong氏は、男児が ”特に脆弱” な立場にあり、両親に加え、ヘルパーによる介護を必要としていたことを指摘し、検察の求刑に同意した。

さらに幼い乳幼児の世話を任された者は誰でも「その信頼を裏切った場合、しっかりと対処される」と付け加えた。

被告人は、最大4年の懲役、最大4,000シンガポールドルの罰金、またはその両方を科される可能性がある。

 【これは元記事を抄訳したものです】https://www.todayonline.com/singapore/maid-jailed-6-months-repeatedly-kicking-8-year-old-boy-intellectual-disability

*FDW:Foreign Domestic Worker の略 ヘルパー、メイド

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