
コロナ禍におけるヘルパー(メイド)採用に関するインタビュー 第3回
新型コロナウイルスの影響を受け、シンガポールのヘルパー(メイド)の雇用環境に日々変化が起きています。
フルタイムの共働きだからこそヘルパーが必要。赤ちゃんが産まれたけど、両親の助けを得ることが難しい。産褥アマさんが見つからないからヘルパーを雇用したい。サーキットブレーカー(外出自粛期間)中に子育てと家事の限界を感じてヘルパーを雇用したくなった、あるいは一緒にいる時間が増えたせいで今のヘルパーに対する不満が募り新しい人を迎えたい….など、様々な理由によりヘルパーを雇用したい人がたくさんいらっしゃいます。
しかし、シンガポール政府はシンガポール市民のヘルパー雇用を優先していたため、外国人雇用主に対してはしばらくの間、特別な理由がない限り雇用申請の承認が下りませんでした。
それが最近になり状況が変わり、承認が下り始めた模様です。
そこでシンガポール政府より雇用の承認を受けた方々にご協力いただき、お話をお伺いしました。
家族構成や保有ビザについてお伺いさせてください。
私、主人、2歳、1歳の4人家族です。主人はEP(Employment Pass)、私はDP(Dependant’s Pass)です。2020年3月までインドネシアのジャカルタに住んでいましたが、インドネシアでの新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、主人の会社より帯同している家族に日本への一時帰国を勧める通達があり、帰国しました。その後、2020年7月に日本から来星しました。
これまでヘルパー(メイド)さんを雇用されたことはありますか?
シンガポールでのヘルパーさんの雇用は初めてですが、ジャカルタで住み込みのインドネシア人ヘルパーさんを、約2年間に渡り雇用していました。
インドネシアはシンガポールと事情が異なり、政府による雇用承認や特別な法的ルールが定められていません。費用も1ヶ月で数万円程度と大きく異なります。我が家は主人の会社の方から引き継ぐ形で、長年に渡りいくつかの日本人家庭で働いた経験を持つヘルパーさんを雇用しました。もちろん雇用している家庭によりルールは異なりますが、日本人家庭で働いているヘルパーさんたちの様子を見ると、土日は休みでそれほど仕事量も多くないように見受けました。
ヘルパー(メイド)さんの雇用条件を教えてください。
私の仕事が始まると、夫婦共に忙しくなることが目に見えています。自発的に動ける人が良いと考えていました。例えば、食事の献立を考えて、買い物をして、料理をして、片付けをするといった一連の流れを全て任せられる方です。 それから我が家には元気な男の子が2人いるので、レンジャーごっこなどの体を動かす遊びを自然体で楽しめるヘルパーさんを希望していました。以前雇用していた方はインドネシア人でしたので、新しい体験を求めていたこと、また英語が得意な方が多いという印象があったことから、ぼんやりとフィリピン人の方が良いかな、とは思っていましたが、人種には特別なこだわりはなく探していました。

またNew(ヘルパーさんの自国からの呼び寄せ)は雇用までに時間がかかると聞いていたので、Transfer(ヘルパーさんのシンガポール国内での転職)のヘルパーさんを探していました。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。