
シンガポールで虐待死したFDW*のミャンマーに残された家族のために20万6千シンガポールドルの募金が集まった Some S$206,000 raised for family of late Myanmar domestic worker abused to death in S’pore
2016年にシンガポールで雇用主による虐待により命を落とした24歳のミャンマー人FDW*、Piang Ngaih Donさんの遺族に対し、シンガポール国内外より206,565.40シンガポールドルが集まった。
NGO団体のHumanitarian Organisation for Migration Economics(以下、HOME)は、2021年3月3日付けのFacebookでの投稿をきっかけに6日間で2,551人人からの寄付金を受け取ったと述べており、ミャンマーに残された遺族に寄付をするために、一般の人々が少しでも力になれるよう、募金活動を行ったという。
HOMEによる投稿にはこのように書かれている:
「HOMEでは、集まった寄付金全額が遺族に届くことを保証します。この募金活動を通じて受け取った全ての寄付金は、100%Piangさんの遺族に送金されます」
しかし、この募金活動は即時に中止されることとなった。
募金活動の中止についてHOMEの投稿によると:
「HOME内部のコンプライアンスとガバナンスの事情により、Piangさんの遺族のために寄付金を受領することができなくなりました」
「残念ながら今後は寄付を受けられないことをお知らせします」
「今後はミャンマークラブならびに大使館と緊密に協力して全額がご家族に届くようにします」
事件概要
雇用主Gaiyathiri Murugayan被告(40)とその家族は、2015年から2016年までの9ヶ月間、Piangさんを虐待していた。彼女が2016年7月に死亡した際、体重は24kgしかなかった。
この事件はまだ法廷で争われている。
Piangさんは祖国ミャンマーに幼い息子を残して亡くなった。
この事件についての日本語記事はこちらからご覧いただけます。
* FDW:Foreign Domestic Worker の略 ヘルパー、メイド
【これは元記事を抄訳したものです】
https://mothership.sg/2021/03/myanmar-maid-death-donation/
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