
まさかこんなことになるとは… 第5話 ヘルパーBさん
すごいヘルパーさんがいるもんだなー。欠点があるとすれば彼女の色が濃すぎる所かな…というのがその時の率直な感想です。
子どもと遊ぶのは大得意で、遊ばせることも勉強見ることも「任せてください」とのこと。子どもと遊ぶ色んな写真を見せてくれながら話が進んだので、非常に説得力の高いものでした。
勉強もみてくれるとのことだったので、それならすごく助かるな〜と思いました。
なので、彼女の雇用主が彼女をリリースする事が決まり、タイミングがよければうちに来てもらおうと思っていました。
そして数週間後、私のヘルパーさん探しが予定より長引き、いよいよ「やばいぞ」となった矢先、彼女から連絡があったのです。
彼女はワッツアップで「リリースが決まりました。まだヘルパーを探していて私の場所はありますか?」と私に聞いてきました。
ありますとも、ありますとも!
やったーーーー!!やっと決まったー!!!と心が躍ったので「連絡があって嬉しい。まだヘルパーさんを探しているので、是非一度うちに来てください」と伝えたところ「私も嬉しいです、引き続き連絡しますね」とのお返事をくれました。
私は「雇用者からのリリースレターとICを送ってくださいね。準備を進めます」と彼女に伝え、引き続き彼女からの返信を待ちました。
が、その日はそれっきり返信なし。
翌日の夜、彼女から「連絡がおそくなってごめんなさい」と連絡がありました。
「リリースレターと一緒にあなたのICとパスポートも送ってください。準備を始めたいので」とメッセージを送ったのですが、彼女からは返信なし。
さらに2日後…
「私の雇用主は私をエージェントに返すつもりのようです。私は今夜エージェントのところに行く事になりました」とメッセージを送ってきた彼女に「わかりました。ではエージェントに雇用主候補がいることを伝えて、エージェントの連絡先を教えてください」と返信しあしたが、その後返信なし。
そろそろ「こいつ…。ヤバいやつちゃうか…同一人物か?」という考えも頭をよぎりましたが、元雇用主との関係性や望まないエージェントとの契約で彼女もさぞストレス下にいるのだろう…と自分を説得し、「なるようになる」とグッと待ちました。
翌日、待ちきれない私は「返信がありません。私にどうして欲しいか教えてください。双方向のコミュニケーションは大事だと思っています。私の質問に回答してください」と彼女にメッセージを送りましたが、返信はありませんでした。
すでに私の気持ちは冷め、この人を雇用することはないな、と諦めている状態でした。
更に2日後
彼女から「友人OOはとてもいい性格で雇用者を探しています、彼女を推薦します。連絡先はOOOOOOOOです」というメッセージをもらいました。
もはや訳がわからん…
私は彼女の連絡先をブロックし、これまでの会話もアーカイブに格納しました。
1週間翻弄されましたが大きな視野で見てみると、彼女がこの訳の分からない振る舞いをしてくれたおかげで私は週末のインタビューへのアポをやめていなかったし、その時のインタビューが今のヘルパーさんに出会う、運命のインタビューとなるのです。
第6話に続く
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