
まさかこんなことになるとは… 第6話 出会ったエージェント
このコロナ禍で新しいヘルパーさんは無事に来てくれるのか?!
第5話はこちら
少し話が逸れてしまいますがヘルパーさんを雇ってそろそろ10年、今回ヘルパーさんとのインタビューを行うにあたって改めて「本当に無くなればいいのに」と思ったシステムがエージェンシーからヘルパーさんに支払われるエージェンシーフィーです。
エージェントは雇用者とヘルパーのマッチメーカーのような存在で、雇用者とヘルパーを引き合わせます。インタビューを調整し、MOMへの書類の準備、ヘルパーさんが雇用者の家に着任するまでをサポートし、またその後も6ヶ月なら面倒があった際はヘルパーさんの引き取りと次のヘルパーさんのアレンジまでを補償するのが一般的です。
トランスファーの場合は最初の1か月~3か月分ほどのお給料を、NEWの場合3か月以上分のお給料をエージェンシーフィーの支払いに充当するので、その間はただ働きとなります。
ここ5年ほどで随分値上がりしたと聞いています。
「”ヘルパーさんの給与に見合ったエージェンシーフィーだといいのに。” ”ヘルパーさんにも選択肢がある” ”エージェンシーフィーを払わないで済む” そんな選択肢がある事をサポートしたい」
このような思いも私のこの長きにわたるヘルパーさんを自分で探すぞプロジェクトを支えています。(そう言いながらFarEastのエージェンシーにも行ったのですが)
ヘルパーさんにエージェンシーフィーを要求しないエージェンシーはないものか。
これはインタビューを行いながら、沢山のヘルパーさんと話をしつつ心から願った事でした。インタビュー当時は時間にも余裕があったこともあり「自分でエージェンシーを作ってしまおうか?!」ということも頭をかすめたぐらいです。
余談ですが、FBのコミュニティに投稿するとこちら側が求めていないタイプの方からのコンタクトもあります。なかなか興味深かったので下に箇条書きでまとめてみました。
1)ヘルパーさん本人
「わたしエージェンシーに登録しているのですが、それでもいいですか?」
2)ヘルパー希望
「今、母国にいます。私を呼び寄せてください」
3)エージェント
「うちに3人いるよ」
4)副職しませんか?
エージェントにお世話になりたい気持ちはあったのですが、なにぶんここまでインタビューをしてきて、「エージェンシーフィーを払わないで出会う」という目標を達成したかったので、アプローチしてきたエージェントにはお断り(基本的には無視ですが…)をしていたのですが、そんな中に一件、メッセンジャーで連絡をくれたエージェントがいました。
「我々はヘルパーに金銭を要求せず、雇用主へも適正な紹介料しか請求しません」というのです。とても気になったので、「ヘルパーさんは0ドルであなたの所で雇用主に出会い、契約し、働き始めても0ドルのままですか?」と聞いてみると、そのエージェントは「我々はヘルパーからお金を取る事を正しい事だと思っておりません。ヘルパーも雇用主も安心できるマッチングをするのが仕事です」と返事をくれました。
そのままチャットで話を進めたのですが、「こんなエージェントがいるんだーーーー!」と嬉しくなりました。LEAP CONSULTINGというエージェンシーです。
私の友人はこちらからヘルパーさんと出会ったそうですが、とても親切で大満足とお礼の言葉をいただきましたよ。こんなエージェントが増えたら良いのになと思った出来事でした。
LEAP CONSULTING
Catherine Asuncion-Sunga
address : 981A Buangkok Crescent #03-43 S(531981)
tel : +65 9647 2761
e-mail : cathymaidstreet@gmail.com
第7話に続く
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